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《再編層》

絵画シリーズ《再編層》は積み重ねた本の断面(小口)を描いた作品である。その本の小口と自分の間に絵を置いて対峙した時、初めて見えてくるものがある。そこには些細だが、驚きが隠されている。本の小口は、近年のコンピュータ やタブレットなどのデジタルデータでは失われてしまった情報・物語の質量を示すものでもあり、焼けた紙には経過した時間の厚みも刻印され、ページ編成や図版の配置などによって偶然的にストライプパターンが浮かび上がる。まるで本の無意識がにじみ出ているかのようだ。

実際、小さな文庫本でさえ、200~300枚もの紙が積み重なってできている。繊細な線・陰影の集積でできているその小口の表面は、近年撮影された高解像度土星の輪の写真を思い起こさせた。重力によって生み出された土星の輪もつ偶然的な必然とも言える異様なまでの緊張感と壮麗さに似ていると感じた瞬間があった。